寒川町 巡拝供養塔


寒川町には8塔の巡拝供養塔があります。
7塔が18世紀の造立です。
巡拝先として多いのは秩父と坂東です。
四国は1塔、南泉寺しかありません。
南泉寺 巡拝供養塔

寒川町の巡拝供養塔一覧
[巡拝先説明]

秩父、坂東、西国
日本百観音(西国三十三ヵ所・坂東三十三ヵ所・秩父三十四ヵ所)の一つです。

「三十三」とは、『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五』(観音経)に説かれる、観世音菩薩が衆生を救うとき33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳に与(あずか)るために三十三の霊場を巡拝することを意味します。

観音菩薩の三十三の姿を現したものに「三十三応現身像」があります。
寒川町内では「景観寺」にあります。
近隣では、平塚市指定重要文化財「木造 観音三十三応現身立像 33躯」
があります。

西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ、さいこくさんじゅうさんしょ)は、近畿24県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場の総称です。これらの霊場を札所とした巡礼は日本で最も歴史がある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%9B%BD%E4%B8%89%E5%8D%81%E4%B8%89%E6%89%80

高座郡にも三十三観音霊場があります。
寒川町には、
11番札所、景観寺、十一面観音、
12番札所、小谷地域集会所、十一面観音、
13番札所、安楽寺{元東()覚寺}、如意輪観音、
16番札所、倉見 観音堂、千手観音
があります。

四国八十八ケ所 遍路

お大師さまの御跡である八十八ヶ所霊場を巡礼することが遍路です。
相模国(現神奈川県西部)にも準四国八十八ケ所の霊場があります。


伊勢講
伊勢参宮を目的とした講です。旅費を積み立て、くじで代表を選んで交代で参詣しました。

出羽三山
羽黒山、月山、湯殿山の総称で、明治時代までは神仏習合の権現を祀る修験道の山でした。